自転車特訓中「ポイキャン!」管理人です。
皆様、グラベルロードという自転車のジャンルをご存知でしょうか?
グラベルロードとはアドベンチャー要素を持ったロードバイクの新ジャンルで、太めのタイヤ、ディスクブレーキや多数のダボ穴などで通勤・通学からロングライドまで快適にしてくれるスポーツサイクルです。
当記事では、そんなグラベルロードの中で私が購入した「Cannondale TOPSTONE SORA(キャノンデール トップストーン)」について、多数の写真を交えながら機能面・デザインから購入に際して重視したポイントについてもご紹介していきます。
グラベルロードとは?
グラベルロードとは冒頭でご紹介した通り、アドベンチャー要素を持ったロードバイクの新ジャンルです。その呼称に明確なルールはありませんが、冒険心をくすぐる様なロードバイクと考えて頂いてOKです。
グラベルロードの詳細からオススメの入門ロードバイクについては、下の記事で詳しくご紹介しています。
そんなグラベルロードの中から私が選択した「Cannondale TOPSTONE SORA(2020)」について、当記事でご紹介していきます。
Cannondale(キャノンデール)とは?
私が購入したロードバイクのブランドは、Cannondale(キャノンデール)です。
1971年にアメリカで創業した自転車メーカーです。厳密に言うと現在は会社組織としての存在は無くなっており、カナダのドレルインダストリーという会社の、1つの自転車ブランドとなっております。
キャノンデールといえば「カーボンキラー」と言う呼称が有名ですね。CAAD(Cannondale Advanced Aluminum Design)という軽量・高剛性アルミフレームのモデルが有名で、他にもLeftyという片持ちフロントフォークのモデルがあります。
自動二輪車でも後輪が片持ちスイングアームの車種がありますが、自転車の場合は前輪が片持ちになります。
個人的にキャノンデールはデザインがライムグリーンのロゴ、アクセント色から少し派手な印象でしたが、2019年にそれらが一新されました。以前は車名がイタリック体の社名ロゴがダウンチューブに大きく入っていましたが、最近はシンプルで小ぶりなロゴを採用した車体が増えている印象です。
私のトップストーンも例に漏れず、この様にトップチューブのハンドル付近に小さく社名ロゴが入っています。シンプルなフォントに小文字表記なので非常にスッキリとした印象です。
ロードバイクの顔でもある社名アイコンですが、自転車業界のみならず”ロゴのシンプル化”が最近の流れかもしれませんね。
TOPSTONE SORA
私が購入したのはキャノンデールの「TOPSTONE SORA(トップストーン ソラ)」というグラベルロードバイクのエントリーグレード(2020年モデル)です。
定価:115,000円(税抜)
ロードバイクはタイヤが細いイメージですが、太いブロックパターンのタイヤが特徴ですね。
私が購入したのは2020年モデルのエントリーグレードですが、2021年モデルでは名称が「TOPSTONE4」と変更され、スペックも若干異なります。
大きな変更点としては、私の購入したTOPSTONE SORA(2020)はメインコンポがシマノSORA(2×9)ですが、TOPSTONE4(2021)のメインコンポはmicroSHIFT(1×10)に変更されている点でしょうか。
マイクロシフトのコンポも悪くないですし、フロントシングルにもメリットがあります。この辺りは好みによりますが、私はシマノの信頼性を重視してTOPSTONE SORA(2020)を選択しました。
それでは、私の購入した「TOPSTONE SORA(2020)」のスペックから見ていきましょう。
TOPSTONE SORAのスペック
気になるTopstone SORA(2020)のスペックは、下記の通りとなります。
名称 | cannonadele Topstone SORA |
カラー | Mantis(マンティス) |
フレーム | アルミフレーム、フラットマウントディスク |
フォーク | フルカーボン、フラットマウントディスク |
クランク | FSA Tempo Adventure, 46/30 |
カセットスプロケット | Sunrace, 11-34, 9-speed |
BB | FSA Cartridge |
シフター | Shimano Sora |
チェーン | KMC Z9, 9-speed |
ディレーラー(F/R) | Shimano SORA |
ブレーキ | Promax Decoder R cable actuated disc, 160/160mm |
タイヤ | WTB Riddler Comp, 700 x 37C |
サドル | Cannondale Ergo サドル |
カラーリング
私が最も購入において重視した、カラーリングからご紹介します。
TOPSTONE SORAのカラーである”Mantis”は一見イメージし辛いですが、日本語でカマキリを意味します。カマキリの色はどちらかと言うと明るいライムグリーンを連想しますが、こちらのTOPSTONE SORAは深い緑色で落ち着いた印象ですね。
車体が原色であったり、派手目なデザインが多いロードバイクの中でも落ち着いたカラーリングで、街乗りからキャンプなどのアウトドアに馴染むため大変気に入っています。
こちらのホームページのメインカラーとも似ていて、goodです。
フレーム構造(フラットマウント、スルーアクスル)
それでは、フレームの特徴とブレーキについてご紹介してきます。
フレーム・フォーク
フレームはキャノンデールが誇るアルミフレームです。トップストーンにも上のグレードにはカーボンフレームがラインナップされていますが、アルミフレーム×シマノSORAコンポによって低コストを実現しています。
また、フォークはコラムまでのフルカーボン製で衝撃吸収性と軽量化に貢献しています。アルミフレームとカーボンフォークによって、剛性と衝撃吸収性の両方を追求しています。
フラットマウント
前後機械式ディスクブレーキは、フラットマウント形式で固定されています。
出っ張りがなくフラットにディスクブレーキが装着されているため、ブレーキ周りがコンパクトに纏まるのが特徴です。
前後スルーアクスル
また、ホイールの固定方法は前後スルーアクスル方式を採用しており、車体の剛性向上だけでなく、ホイールの締め付けでの失敗も防ぐことができます。
ハンドル、シフター
ハンドルとシフターについてご説明していきます。
ハンドル
TOPSTONEのハンドル形状はこの様に、若干「ハの字」になっています。これにより大きめのハンドルバッグを装着しても干渉しにくいですし、下ハンを握った時の安定感にも繋がるというメリットがあります。
キャノンデールはアメリカブランドのため、ハンドルが遠く日本人にとって体勢がキツい場合があります。その場合はステムを短いものに交換したり、ハンドル自体を交換することで改善できます。
シフター
シフターはシマノのSORA STIレバーを搭載しており、クイックで快適な変速が可能です。と言っても、SORAより上のグレードを体験した事がない私の意見ですが、、
ただ、現時点で特に不満は感じていません。シマノのSTIレバーはブレーキングとシフティング機能の両方をレバーで完結できるので、スタイリッシュかつ機能性が高いです。
手をハンドルから離さずにブレーキと変速ができるので、別体式より圧倒的に操作性が優れています。
ブレーキ
こちらはリアの写真ですが、ブレーキは前後ディスクブレーキとなります。プロマックス社のディスクブレーキを搭載しており、ブレーキの効きはまぁまぁです。
グラベルロードと言えばディスクブレーキですが、ディスクブレーキのメリットとデメリットについて軽くご説明しますね。
ディスクブレーキのメリット
リムブレーキと異なりマッディな悪路や濡れている局面でも制動力を発揮できるメリットがあります。
また、リムブレーキと異なりホイール外周にフラットな面を作る必要がない為、ホイールのデザイン自由度が高まるといったメリットがあります。
ディスクブレーキのデメリット
重量はディスクを搭載する構造上、リムブレーキと比較して重くなる傾向があります。一方でロードレースの世界でもディスクブレーキ採用が増えている為、グラベルロードだけでく今後のトレンドとなる可能性がありますね。
また、ホイール交換の手間・コストがかかります。リムブレーキの様にホイールを装着すれば良いわけではなく、ホイール側にディスクローターを装着する必要があります。
デザイン面でも、ディスクブレーキ装着車はタフな印象を作り出しますね。
クランク・Fディレーラー
フロントディレーラーはシマノのSORA FD-R3000、クランクはFSA社のTempo Adventure 46/30Tのフロント2段です。
シマノのSTIレバー・ディレーラーにはトリム操作ができるので、変速時にカラカラとフロントディレーラーから異音がしてもトリム操作で消すことができます。
トリム操作(音鳴り解消操作)
変速後にチェーンとディレーラーのプレートが接触し、カラカラと異音がすることがあります。その際にSTIレバーを内側、または外側に少し倒すことでフロントディレーラーを少し移動させ、異音を解消する機構のこと。
Rディレーラー・カセットスプロケット
リアディレーラーはシマノのSORA RD-R3000 GSで、カセットスプロケットはサンエース 11-34, 9速です。リアキャリア装着用のダボ穴が存在していることも写真から見て取れます。
シマノのSORAは10万円台の入門ロードバイクにも多く搭載されているコンポですが、初めてのロードバイクにぴったりかと思いました。いかにして2×9速の変速をスムーズに、効率の良い組み合わせを選択するか。実践する中で変速について十分に学ぶことができます。
37Cのタイヤ・サドル
それでは、タイヤとサドルについてご紹介していきます。
WTB RIDDELER COMP 700×37C
タイヤはWTBのRiddler(リドラー)Comp 700 x 37Cです。ある程度のタイヤ径と若干のブロックパターンによって、悪路走破製が高い仕様となっています。
また、タイヤ側壁のタンカラーのリボンが特徴ですね。レトロ感とアウトドア感を表現しており、TOPSTONEのグリーンとも相性がとても良いですね。
もしオンロードの使用が多いなら、細目のタイヤに交換するのもアリですね。
Cannondale Ergoサドル
TOPSTONEに装着されているのは、キャノンデール純正のErgoサドルです。
弾力がすごくあるわけでは無いですが、ある程度のクッション性はあります。ロングライド時にはサイクルパンツや尻パッド付きインナーパンツの装着をオススメします。
また、サドルは上下の角度調整や前後方向のスライドも可能なので、自分に合ったフィッティングが可能です。
私は購入時のサドル位置から、少し前方向、少し前のめりに角度調整することで圧倒的に乗りやすくなりました。
初めてのロードにTOPSTONEを選択して
私は今まで、ルック車のクロスバイクしか乗ったことがありませんでした。
そんな私が、グラベルロードであるトップストーンを選択した理由、購入した後の感想についてお話しします。
初ロードバイク選びで重視したポイント
私が以前乗っていたルッククロスも、ハンドルのカスタムなどの工夫をしてロングライドも楽しんでいました。しかし、颯爽と追い抜いていく姿、そのスポーティなスタイリングから、どこかロードバイクへの憧れがあったのです。
その気持ちから、初めてのロードバイクとして、下記のポイントを重視して自転車選びを行いました。
- 予算は10万円。15万円は出せない。
- ある程度定番のブランドであること。
- ネット通販ではなく、対面の自転車店で購入すること。
- 街乗りでも浮かないデザインであること。
- キャンプツーリングなどもできる積載製、拡張性があること。
この観点にマッチしたのが「Cannondale TOPSTONE SORA(2020)」です。私は大手自転車販売店「Y’s Road」で購入しましたが、アフターフォローもあり結果として満足しています。
また、ミーハーな選択方法ではありますが、ブランドとしてもキャノンデールを選択して満足しています。
昔からロードに対して憧れがあったので、あまり知られていないブランドより定番ブランドを選んでしまった感はありますね。笑
他の条件は先述の通り、グラベルロードであるトップストーンは全て満たしております。道具を積載したキャンプツーリングなどはまだ試せていませんが、多数のダボ穴など拡張性に富んでいるバイクなので問題ないでしょう。
TOPSTONE SORA 購入後の感想
この記事を読めばお分かり頂けるかと思いますが、購入して満足しています。
それは自転車の機能面がメインではありません。私はミーハーですし、知識も多くありません。ただ、ロードバイクという自転車に乗り、新たな景色や体験ができる点が満足度に繋がっていると思います。
河川敷のサイクリングロードや、ヒルクライムなどを行う中で楽しさや改善点が見えてきます。また、ストレス発散にもなりますし、快適にライディングするためのトレーニングなどで健康面にも良い効果があります。
ロードバイクは他のスポーツに比べスタミナを多く消耗するので、補給食について考えるのも楽しいです。
さいごに
当記事では、キャノンデールのグラベルロードである「TOPSTONE SORA(2020)」について徹底的にご紹介していきました。
グラベルロードらしく太めのタイヤや多数のダボ穴、ディスクブレーキなど本格的な仕様のアルミフレームロードバイクで、自転車の可能性の幅を広げてくれます。
モスグリーンの車体とタンカラーのタイヤで、キャンプにもマッチするカラーリングがお気に入りです。
私がグラベルロードバイクの購入において重視したポイントについても記載しましたが、この記事が皆様のロードバイク選びの参考になれば幸いです。
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