【財布レビュー】カミーユフォルネ 14万円の長財布 VERSOの耐久性は？約1年使用した感想

皆様、財布は何を使っていますか？

私は財布が好きで、いろいろなメーカーの財布を使用してきました。現在はこちらの記事でご紹介するカミーユ・フォルネのヴェルソという長財布と、ルイ・ヴィトンの2つ折り財布、コインケースという運用に落ち着いています。

今回は、最高峰のレザーと名高いレザーのブランド「カミーユフォルネ」のご紹介から、アリゲーター素材を使用した長財布VERSO（ヴェルソ）の詳細、1年後の写真を交えたレビューを行なっていきます。

カミーユ・フォルネに関する情報は非常に少なく、中古もあまり出回っていないため当記事を参考にして頂けると幸いです。

カミーユ・フォルネとは？

カミーユ・フォルネとは、フランスで1945年に創業した皮革製品のメゾンです。それでは早速、ブランドの特徴について細かくご紹介していきます。

カミーユフォルネの特徴

カミーユ・フォルネの製品は、最高峰のレザーを使用し、全ての製品を職人が一点一点ハンドメイドで生産しています。

創業当時から腕時計のベルト製作の技術を培い、カルティエやパテック・フィリップ、ショーメなどの名だたる時計ブランドにも革バンドを供給してきた、歴史と信頼のあるブランドと言えます。

そんな最高級の時計ベルトを作るブランドが素材、技術などの総合力を駆使して作り上げたバッグ、財布など革製品のクオリティの高さは、想像に難くないでしょう。
中でもエキゾチックレザーの質と仕上げは世界クラスで、私の所有している長財布にもしっかりとアリゲーターのモチーフがあしらわれており、購入の決め手となりました。

また、素晴らしい革製品のブランドながらも日本ではまだ、知名度があまりないという点も、人と被りにくいという意味では魅力の一つかもしれませんね。

取り扱い店舗

1点1点ハンドメイドで製作していることもあり、取り扱い店舗も多くありません。現時点で日本（7店舗）、フランス、中国それぞれ2店舗のみとなります。

東京に5店舗、関西に2店舗しか取り扱い店舗がありません。もし遠方でアクセスできない場合は、オンラインストアでのオーダーも可能です。

しかし、実店舗では思いのままのレザーを使用したパターンオーダーのキャンペーンや、購入者に数量限定でノベルティのプレゼントを行なっていたりするので、可能であれば実店舗で購入することをオススメします。

銀座本店での購入をオススメする理由

私は伊勢丹新宿店メンズ館で購入しましたが、もしチャンスがあれば銀座本店での購入をオススメします。

理由は、日本に唯一存在するカミーユ・フォルネの直営路面店となるからです。本場カミーユ・フォルネ パリブティックのイメージそのままに銀座に誕生した店舗で、当然アイテム数も多く常時パターン・オーダーを行なっている点も魅力ですね。

VERSO ロングウォレット（14万円）を買いました。

私が実際にカミーユ・フォルネで購入した財布は、「21.04 VERSO ロングウォレット（マリーン）」です。

定価はなんと137,500円（税込）という、財布にしてはかなり高額な部類に入ります。

財布の仕様

名称	21.04 VERSO　ロングウォレット　（カラー：マリーン）
定価	137,500円（税込）
仕様	マチ付きコンパートメント、フラットポケット3つ、カード用ポケット14
サイズ	9×18cm

私は消費税が10%に増税となる前のタイミングで購入したため、今より1万円ほど安く購入できました。

コインケースは別で所有しているので、コインケースなしのモデルにしました。ファスナーがない分、さらに薄くスタイリッシュになります。

財布のレビュー

それでは、VERSO ロングウォレット（マリーン）ついて、細かくご紹介していきます。

財布表面

こちらが私が購入したカミーユ・フォルネ「VERSOシリーズ」のロングウォレットです。カラーはマリーンという深いネイビーであり、落ち着きがありながらフレッシュな印象もあります。

レザー素材は「ヴォーグレネ ドーファン」というカーフ（仔牛の革）を型押しした素材です。非常に手触りの良い柔らかさが特徴ですが、型押し加工によって傷が目立ちくく、耐久性の向上の役割も果たしています。

財布内側

こちらが私の惚れ込んだポイントです。財布を開いた際の左右にあるポケット部分にご注目ください。

この部分だけレザーの素材が異なり、エキゾチックレザーの一つであるミシシッピ・アリゲーターの革が使用されています。ここのカラーがモデルによって異なり、ブラックの財布にはアリゲーター部分がレッドの仕様もあります。

引用：カミーユ・フォルネ

レッドが刺し色になり、パキッとした印象が非常にクールで魅力的な財布となっています。しかし私の場合は、下記の理由からカラーをマリーン（ネイビー）で決定しました。

マチ付きコンパートメント

この様に財布のマチ（マチ付きコンパートメント）が非常にしっかり作られているため、この様にお札を入れても財布の形が歪に崩れることなく収納できます。

上の写真は極端ですが、20枚程なら特に財布の形状が大きく変わらず対応できました。反対側にはマチなしのフラットポケットが2箇所あり、そこにはレシートや収まりきらないカードを収納できます。

 最大14枚のカードスロット

非常に極端な例ですが、ふざけて金色のカードを7枚、片面のポケット全て収納してみました。片面にカードスロットが7枚分あるため、両サイド合わせて14枚と収納力はバツグンです。

しかし、全て収納するとキツキツで出し入れがし辛いですし、一番上のカードは財布上端のギリギリになってしまっています。

従って私は、少し勿体ないですがこの写真の様に1つ飛ばしで入れています。キャッシュカードなどはカードスロットではなく、フラットポケットに収納しています。

アリゲータ素材のポケット

アリゲータ素材のポケットは他のスロットと比較して入れる部分が浅く、クレジットカードなどのカードを入れると収まりが悪いです。

よってオススメの使い方は、普段はこのスロットを開けておき、写真の様に切符や搭乗券を入れるポケットとして使用するのが良さそうです。

1年使用してみて（耐久性、使用感）

それでは、実際にVERSOを1年使用した後の耐久性、使用感についてレビューしていきます。

耐久性

実際に1年使用したあとの写真から、耐久性について独断と偏見で評価をしていきます。

財布表面（1年使用後）

約1年使用したあとのVERSO 表面の画像です。

使っているうちに、少し凹みや擦れる部分にテカリが生じているものの、大きな傷みはありません。財布はパンツのポケットには入れず、カバンやジャケットのポケットに収納していることも耐久性の向上に繋がっているかと思います。

財布内側（1年使用後）

財布の内側です。カード収納スロットにスレ、癖が目立ちます。財布を2つ使い分けているので、365日毎日カードの抜き差しは行なっていませんが、柔らかい質感のレザーのため仕方ないですね。

とは言え、カードを収納してしまえば一切目立たなくなります。自分の使用する形に馴染んだという表現の方が適切かもしれません。

アリゲータ素材のポケット（1年使用後）

アリゲーター素材のポケットです。財布が閉じる際に両サイドのレザー部が接触するため、少しくすみがあ生じています。

しかしこのくすみは、ミンクオイルなどのレザーケアによってツヤを取り戻します。よって劣化なしと言っていいでしょう。

コバ部分（1年使用後）

1年使用したのちのコバです。曲がる部分に若干ひび割れが生じていますが、この辺りに劣化が生じるのは仕方ない側面もあります。

もしこのまま劣化が進んだ場合、リペアサービスで修理したいと思います。

使用感

それでは、私が実際に1年間使用した際の使用感についてお話ししていきます。

私のヴェルソは収納力がかなりあるため、使用に際して不満はありません。収納力がありながらサイズがコンパクトに作られているので、ジャケットのポケットにもスルリと入る点もいいですね。

さいごに

今回は、フランスの皮革製品ブランド「カミーユ・フォルネ」のご紹介から、アリゲーター素材を使用した長財布VERSO（ヴェルソ）について1年後の写真も交えてレビューを行いました。