キャンツー大好き「ポイキャン!」管理人です。
ロードバイクに興味があるけど、あの細いタイヤはちょっと、、、とお考えの方!
そんな方にはロードバイクの新ジャンル「グラベルロード」をご提案いたします。グラベルロードとは、アドベンチャーバイクとして街乗りからロングライド、悪路まで対応できる新しいロードバイクのジャンルです。
そんなグラベルロードの魅力に取り憑かれ、実際に私はキャノンデールのグラベルロード「TOPSTONE SORA」を購入しました。
当記事では、そんな私がグラベルロードについての説明からシクロクロスとの違い、オススメのエントリーグラベルロードについて徹底的にご紹介していきます。
グラベルロードとは?
まず初めに、グラベルロードとは何か?についてご説明していきますね。
グラベルロードの定義、特徴
グラベルロードの「グラベル」とは、英単語 ”gravel”、つまり砂利道を意味しています。砂利道の様な未舗装路も走ることができるロードバイクとして、最近注目が集まっています。
- 林道や砂利道などの未舗装路を走行できる!
- ディスクブレーキ搭載車なら雨天、悪路でも制動性を保つ!
- ダボ穴が多く、キャンプツーリングに向いている!
- タイヤが太く、街乗りでの安心感もある!
大きく特徴を挙げるとこの様になります。
ドロップハンドルの特徴を持つスポーティなロードバイクにアウトドア、オフロード性能の魅力を加えたもので、キャンプツーリングなどが好きな方にもピッタリです。
ちなみに、グラベルロードの定義は特に決まっておらず、自転車メーカーによっては「アドベンチャーロード」というジャンルで販売されていたりします。
グラベルロードは車で例えると、SUVの様な感じです!
グラベルロードに向いている人
こちらは私の自論になりますが、グラベルロードは既にロードバイクを持っている方、そして初めてのロードバイクを考えている方にピッタリかと思います。
・・・つまり、皆様にオススメしたいバイクとなります。
既にロードバイクを持っている方
一般的なロードバイクは舗装路を早く走るためのバイクなので、荒れた路面などは避ける必要があります。しかしグラベルロードなら、河川敷のサイクリングから一本逸れた砂利道や、旅先の林道にも入って行くことができます。
また、速さを求めた走りだけでなく、ゆったりとした長距離ライドやキャンプツーリングなど、新たな楽しみ方も提案してくれます。
初めてのロードバイクを考えている方
初めてのロードバイクの方にも、グラベルロードはオススメできます。
タイヤ幅が太くディスクブレーキ搭載車も多いため、雨の日に乗る機会のある通勤通学にもベストな選択になります。また、カラーリングも原色など派手な色の多い「いわゆるスポーティなロードバイク」と異なり、街乗りでも溶け込む様な落ち着いた色のバイクも多いです。
グラベルは普段着でも乗りこなせる様な、落ち着いたデザインが多いです。
グラベルロードを選ぶ際の注意点
グラベルロードはロングライドやキャンプなどアドベンチャー性が高く、太いタイヤの安定性から通勤通学にも向いていますが、注意点もあります。
それは、一般的なロードと比較して重く、スピードが出にくい点です。タイヤが太く中にはブロックパターンタイヤもありますが、当然径の細いスリックタイヤと比較してスピードが出にくいです。
しかし、あくまでエンジンは人間なので脚次第で回せばある程度スピードは出ます。平坦30km巡航も可能ですね。
買ってからその重さに後悔しない様、ある程度割スピードは割り切って乗る必要がありますね。
グラベルロードとシクロクロスの違いは?
よくグラベルロードと一緒に比較されるのが、シクロクロスです。
その大きな違いは「競技用に作られているかどうか」です。
シクロクロスには厳密に定義があり、シクロクロスという競技のレギュレーション(競技規定)を満たした装備であることが条件となります。反対にグラベルロードは先述の通り、アドベンチャーバイクの通称であり特に規定はありません。
グラベルロード | シクロクロス | |
装備などの規定 | 特になし 自由な装備でOK | 競技規定あり(700cホイール、33mm幅 など) |
トップチューブ形状 | 衝撃吸収性に優れたジオメトリ | 担ぎやすい様に、水平形状が多い |
重量(バイクによる) | 重め | 軽め |
どちらにも当然メリットとデメリットがあり、シクロクロスの場合、その気になればレースに出ることもできます。
反対にグラベルロードは安定的な走りとその拡張性から、通勤通学からロングライドまで幅広く利用できるバイクとなります。
自分に合った方を選択しましょう!
オススメの入門グラベルロード 8選
グラベルは最近注目されているジャンルでもあり、自転車メーカー各社が魅力的なグラベルをラインナップしています。
最終的に私は「Cannondale TOPSTONE SORA」を購入しましたが、購入の際は非常に悩みました。ネットでもたくさん検索しましたし、可能な範囲の自転車屋さんはほぼ回りました。
そんな中で、各社の入門グラベルロードバイクにピッタリの8選をご紹介してきます。
各社毎年の様にモデルチェンジしており、搭載しているコンポや値段も変わるのでご参考まで!
SPECIALIZED(スペシャライズド) DIVERGE(ディヴァージュ)BASE E5
定価:115,000円(税別)
メインコンポはシマノClaris(2×8)を搭載し、ディヴァージュシリーズのエントリーグレードです。フラットマウント式の機械式ディスクブレーキを搭載しており、専用開発のジオメトリーを採用しているのが魅力ですね。
家の近くの自転車屋さんに黒車体白文字の車体(2019年モデル)が展示されており興味深々だったのですが、半年納車待ちということで諦めました。
オンロード寄りの35cタイヤからも、スピード感がある印象でした。
FELT(フェルト) BROAM(ブローム)60
定価:118,000円(税別)
メインコンポはシマノClaris(2×8)にフラットマウント式の機械式ディスクブレーキを搭載。40cタイヤを装着し頼り甲斐があります。
特徴は、ダウンチューブに2つのボトルゲージを取り付け可能なアイレットがある点ですね。シートチューブと合わせて合計3箇所にボトル(またはツールボトル等)を配置できます。
TREK(トレック) CHECKPOINT(チェックポイント)AL3 DISC
定価:125,000円(税別)
トレックのチェックポイントは最有力候補でした。メインコンポもシマノSORA(2×9)を搭載し、前後スルーアクスル、フラットマウント式の機械式ディスクブレーキを搭載しています。
タイヤはここでご紹介する他のグラベルロードより細い32cのスリックタイヤなので、若干オンロード寄りですね。ダボ穴もたくさんあるので、もちろんグラベルユースにも利用できます。
落ち着いたオリーブグリーンのカラーリングも魅力ですね。
番外編:TREK DOMANE AL3 DISC(トレック ドマーネ)
こちらは同じくトレックの32Cタイヤを装着するロードバイクですが、ジャンルはグラベルロードではなくエンデュランスロード(コンフォートロード)というジャンルとなります。(明確な違いはありませんが、、)
私の求める条件(太めのタイヤ、ディスクブレーキ等)を満たしている上、カラーリングもスタイリッシュで有力候補でしたが、そのスマートさ故に「無骨さ×アウトドア感」の点が足りないと感じました。
あくまで私個人の意見です。グラベルロードだけでなく、こちらのTREK DOMANEの様な「エンデュランスロード」もロングライドを快適にこなせるため、オススメです!
FUJI(フジ) JARI(ジャリ)
定価:118,000円(税別)
日本生まれアメリカ育ちのブランド、FUJIが送るグラベルロード。ちなみにJARIという名称はそのまま日本語の「砂利」に由来します。
コンポはシマノSORA(2×9)がメインで、しなやかなクロモリフレームに前後クイックリリースを備えています。もちろんダボ穴も多数で、タイヤも本格的な38cブロックパターンです。
興味深い点は、バイクを担ぐ際に助かるパッドがトップチューブ下についている所ですね。
GT(ジーティー) GRADE ALLOY(グレードアロイ) ELITE
定価:108,000円(税別)
メインコンポはシマノClaris(2×8)で、前後スルーアクスルでフラットマウント式の機械式ディスクブレーキを備えます。上にはシマノ105を備えた15万円のエキスパートがあり、全体的にコスパ良ですね。
最大の特徴はシートチューブの形状。フローティングシートステーによって衝撃の吸収性を高めており、オフセットされたチェーンステーなど全体的にマウンテンな装備もGTらしいです。
残念ながらケーブルが内装式ではありませんが、メンテナンス性の点ではメリットがあります。
JAMIS(ジェイミス) RENEGADE(レネゲード)
定価:99,800円(税別)
アドベンチャーバイクといえばJAMISです。Jeepの車名にも使用されているレネゲードとは「反逆者」を意味し、従来のバイクの型を破っていく意思を感じます。
メインコンポはシマノClaris(2×8)を備え、前後クイックリリースの機械式ディスクブレーキを備えています。純正タイヤもブロックパターンの38cなので、買ってすぐ野山に駆け出すことができます。
今回ご紹介する中で最安値で10万円を切っており、グラベルロードのエントリーに最適です。上のグレードもコスパ良ですよ!
フロントフォークに描かれた等高線やカラーリングもオシャレです。
GIOS(ジオス) MITO(ミト)
引用:GIOS MITO
定価:99,800円(税別)
オシャレなイタリアンバイク、ジオスブルーで有名なジオスからもグラベルがラインナップされています。
クロモリフレームでしなやかな乗り心地、メインコンポもシマノSORA(3×9)のフロントトリプルというのが特徴で、急な坂道でも安心です。もちろんディスクブレーキ搭載。
泥臭くなく、クリーンな印象のグラベルロードですね。
Bianchi(ビアンキ) ORSO(オルソ)
引用:Bianchi ORSO
定価:235,000円(税別)
細身なパイプが美しく、しなやかなクロモリフレームとバーテープ、サドルのキャメルカラーが相まってレトロな印象がとても渋いです。
コンポはクランク・STIがシマノGRX600(105相当)、前後ディレイラーがシマノGRX810(ULTEGRA相当)、さらに油圧ディスクブレーキというハイスペック仕様。
2019年モデルはクラリスで133,000円(税別)につき検討対象でしたが、、予算オーバーです。
キャノンデール TOPSTONE SORAを買いました
結局悩みに悩んだ私は、キャノンデールのトップストーンを選択しました。当記事では簡単に特徴をご紹介していきます。
Cannondale(キャノンデール) TOPSTONE(トップストーン)SORA
こちらが、私が購入したグラベルロード TOPSTONE SORA(2020年モデル)です。
CannondaleのTOPSTONEというバイクの2020年モデルとなります。先にご紹介したオススメのエントリーグラベルの中でこちらを選択した決め手は、なんと言っても落ち着いたモスグリーンのカラーリングです。
・・・とは言え、もちろん機能面も重視しました。
メインコンポはシマノClaris(2×9)、前後スルーアクスルでフラットマウント式の機械式ディスクブレーキを搭載しています。ダボ穴も多数存在しており、キャンプツーリングやロングライドにもピッタリです。
37cのブロックパターンタイヤも力強く、荒れた路面でもぐいぐい進んで行けます!
TOPSTONE SORAの詳細については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
さいごに
ここまでグラベルロードをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
グラベルロードはロードバイクの可能性の幅を広げてくれますし、スピード重視ではなくロングライドやキャンプツーリングにもピッタリです。
私はキャノンデールのTOPSTONE SORAを購入しましたが、結果として大満足しています。あなたもオススメのグラベルロードをチェックして、ぜひお気に入りの一台を見つけてみてください!
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